業務用食洗機で使える食器は?竹・木製テーブルウェアの選び方と対応基準を解説
「木製の食器は食洗機に入れられない」 ——そんなイメージをお持ちの飲食店・ホテル担当者の方は多いのではないでしょうか。 仲吉商事株式会社が運営する業務用特化型の竹・木製食器ブランド「taffeta-PRO-(タフタプロ)」では、独自のコーティング技術によって「業務用食洗機対応」を実現した竹・木製食器を開発。本記事では、業務用食洗機の基本的な仕組みから、竹・木製食器が苦手とされてきた理由、そして食洗機対応を可能にする技術的なポイントまで、専門的に解説します。 業務用食洗機と家庭用食洗機の違い 業務用食洗機は、家庭用食洗機とは洗浄の仕組みが大きく異なります。飲食店の厨房で使われる業務用食洗機(ドアタイプ・アンダーカウンタータイプなど)は、以下のような特徴を持っています。 洗浄時間が短い:1サイクルあたり約1〜2分程度と非常に短時間(家庭用は30〜120分程度) すすぎ温度が高い:最終すすぎで80〜85℃程度の高温水を使用し、除菌・乾燥効率を高める 高圧のジェット噴射:食器に強い水圧をかけて短時間で汚れを落とす仕組み 連続稼働が前提:営業時間中、1日に何十回・何百回と繰り返し使用される この「短時間・高温・高圧」という条件が、木製食器にとっては大きな負担になります。 一般的な竹・木製食器が食洗機に弱いとされる理由 木製食器が食洗機での使用に不向きとされてきたのには、主に3つの理由があります。 1. 塗装の密着性・強度不足 一般的な塗装方法では、木地への塗料の密着が弱く、高温・高圧の洗浄が繰り返されるうちに塗膜が剥離しやすくなります。塗装が剥がれると、そこから水分が木地に浸透し、変形やひび割れの原因になります。 2. 急激な温度変化による反り・割れ 木材は温度変化によって伸縮する性質があります。80℃を超える高温水に短時間でさらされることで、木材内部の水分バランスが急激に変化し、反りや割れが発生しやすくなります。 3. 洗剤(強アルカリ性)への耐性不足 業務用食洗機では、油汚れを効率的に落とすために強アルカリ性の洗剤が使われることが一般的です。塗装の耐薬品性が低いと、洗浄を繰り返すうちに表面のツヤが失われたり、変色したりすることがあります。 食洗機対応を実現!!taffeta-PRO-の独自開発コーティング技術 taffeta-PRO-では、独自開発の微細噴射塗装ガンと専用設備により、木地への塗料の密着性と強度を大幅に向上させる加工技術を採用しています。この技術により、以下のような特長を実現しています。 推奨温水設定85℃以下の業務用食洗機に対応 強アルカリ性洗剤による洗浄でも防水・撥水性能に変化なし 竹・木製ならではの質感やあたたかみをそのまま維持 実際の検証では、業務用食洗機の使用サイクルを想定した繰り返しテストを実施。家庭用食器洗浄乾燥機(Panasonic NP-TH4)を使用した洗浄・すすぎ・乾燥サイクル(すすぎ80℃)を120分/回、これを30回(合計3,600分、うち80℃すすぎ合計1,050分連続)行った結果でも、防水・撥水性能に変化がないことを確認しています。 業務用食洗機は通常1サイクルが1分前後(すすぎ最大85℃を5秒程度、乾燥なし)であることを踏まえると、このテストは業務用食洗機のおよそ3,600サイクル分に相当する、非常に過酷な条件です。加えて85℃のお湯に240分間浸漬させる高温テストでも、同様に防水・撥水性能に変化がないことを確認しています。 食洗機対応の木製食器を選ぶときのチェックポイント...